中国国家統計局が10日に発表した統計データによると、5月の工業製品出荷価格は前年同月に比べ8.2%上昇し、原材料や燃料仕入れ価格も11.9%上昇した。

工業製品出荷価格の中で生産財出荷価格は同比9.2%の上昇で、その内訳は、採掘工業が25.9%、原料工業が10.9%、加工工業が6.3%だった。

消費財出荷価格は同比5.1%の上昇で、そのうち食品類価格は11.0%、衣服類は2.4%、一般日用品類は3.9%上昇し、耐用消費財は0.5%低下した。

商品別で見ると、原油出荷価格は同比30.9%の上昇で、精製油のうちガソリン、ディーゼルオイル、灯油の出荷価格はそれぞれ11.0%、11.8%、11.4%の上昇だった。

化学工業製品のうち、ポリスチレンの価格は同比2.1%の低下で、ブタジエンゴムは27.7%の上昇、テリレンフィラメントは4.6%低下した。

石炭採掘と選炭業出荷価格は同比24.1%の上昇で、原炭の出荷価格は24.1％上昇した。

鉄金属精錬と圧延加工業の出荷価格は同比26.7%の上昇で、一般大型鋼材の価格は27.2%、一般中型鋼材は43.5%、一般小型鋼材は29.8%とそれぞれ上昇し、中厚鋼板も28.1%上昇した。

非鉄金属精錬及び圧延加工業出荷価格は同比0.6%の上昇で、そのうち銅は0.6%、鉛は11.3%上昇し、アルミニウムは2.4%、亜鉛は25.6%低下した。

そのほかの原材料や燃料仕入れ価格のうち、燃料類は21.0%、鉄金属材料類は22.1%、非鉄金属類は3.4%、化学工業原料類は6.2%上昇した。

1月から5月期の工業製品出荷価格は同比7.4%の上昇で、原材料と燃料仕入れ価格も10.6%上昇した。

「チャイナネット」2008年6月12日