中国質量検験検疫総局が11日発表した報告によると、中国合格評定国家認可委員会（CNAS）の認定対象は認証機構・実験室・検査機構の3部門の15分野と39産業におよび、その認定の数量と規模は世界のトップレベルにある。そのうち、CNAS認定の品質管理システム認証機構と生産物認証機構による証明書の発行数、CNASによる実験室の認定数は、いずれも世界最多となっている。またCNASによる検査機構の認定数もアジア太平洋地域でトップレベルだ。

中国の認定機関の発行した証明書は、国際認定機関フォーラム（IAF）の相互承認メンバーの39カ国・地域、国際試験所認定協力機構（ILAC）の相互承認協定メンバーの47カ国・地域の間でも効力を持つ。またアジア太平洋地域の10カ国とも試験所の多角相互承認協議に調印している。たとえば、オーストラリア・ニュージーランド・マレーシア・シンガポール・インドネシア・南アフリカ・ケニア・トルコなどの国が中国製品を輸入する場合、中国の認定した検査結果と証明書の提示が必要となり、再び検査することなく直接通関できる。

「人民網日本語版」2008年6月12日