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中国、初の系統的な『乳製品工業産業政策』発布 |
発信時間: 2008-06-05 | チャイナネット |
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国家発展改革委員会は、中国で初めて系統的な乳製品工業産業政策である、『乳製品工業産業政策』(以下『政策』)を発布した。 主な内容は、政策目標、産業分布、業界参入基準、牛乳の供給、技術と装備、投資・融資、製品構造、品質安全、組織構造、資源節約、環境保護、乳製品消費など12の部分、合わせて67項目からなっており、今後の乳製品工業の業界参入や産業配置、市場秩序、投資活動において重要なよりどころになる。 『政策』では厳格な業界参入基準を設けている。 1、 関連プロジェクトは合理的な規模に達しなければならず、また投資主管部門の許可が必要。 2、 乳製品工業企業の出資者は、安定的な牛乳供給が確保できる牛乳供給基地、経済力及びリスクに耐える力を持っていなければならない。 3、 新規に乳製品加工プロジェクトを行う時は、関連の国家や業界基準を実施し、周辺のすでにある乳製品加工企業と合理的な距離を保たなければならない。 4、 企業は省エネや汚染物質排出の面で、定められた目標数字をクリアしなければならない。 『政策』では、牛乳供給基地の乳牛飼育モデルの最適化や、乳牛の大規模な飼育、標準化システムの構築、乳牛飼育の近代化レベルの向上、良質で高効率、バランスの取れた配置、安全で環境にやさしい牛乳供給システムの構築を奨励するとしている。同時に乳製品工業の科学技術進歩の促進や品質レベルの向上、食品安全の確保などの面においても厳格な要求を出している。 またM&A(買収、合併)を通じて、年間売上高が20億元以上、先進的な技術を持ち、国際競争力のある大型乳製品企業グループがいくつか形成されることを支持している。規模が小さくて技術も立ち遅れ、高資源消費型の乳製品生産企業は排除し、1日の原料乳加工力が20トン以下の液体牛乳や粉ミルクを生産する小さな企業の数を減らす。 「チャイナネット」2008年6月5日 |
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