新華社のウェブサイト「新華網」が3日間にわたり実施した「製品油価格高騰が自動者消費に及ぼす影響」に関するアンケート調査によると、ネットユーザ約5千人中、過半数(57.6%)の人が、止まらない製品油価格の高騰が、マイカーの購入計画に影響を及ぼしており、購入は当面見合わせるとしている。
国内製品油価格値上げのニュースにより、彼らのマイカー購入計画は暫時暗礁に乗り上げた。中国は20日、ガソリンおよびディーゼルオイルの小売価格を最高18%引き上げた。製品油の値上げは8カ月ぶり、値上げ幅は過去最大となった。北京地区の製品油価格を例にとると、これまで1キロリットル5.34元だった93番ガソリンは0.86元アップの6.2元、これまで1キロリットル5.68元だった97番は0.92元アップの6.6元となった。
原油価格の高騰は、車モデルの選択にも影響を及ぼしている。燃費削減と環境保護のために、ネットユーザの57.6%は環境保護・省エネ型乗用車を選ぶとしており、「ガソリン食い」のSUV車は明らかに敬遠されている。1カ月ほど前に車を買ったキャリアウーマンは、「また自転車・地下鉄・バスでの外出に戻すつもりです。週末の外出には車を使うけど」と憂鬱な面持ちで語る。彼女はガソリン価格の値上げ後、マイカーの利用を極力減らすことにしたという。彼女は過半数のネットユーザの典型例といえる。彼らは今回の値上げ後、不必要なマイカーの利用を減らすことで燃費を減らし、ガソリン支出を節約するつもりだ。
「人民網日本語版」2008年6月24日 |