上海大衆(フォルクス・ワーゲン)が初めて自主研究・開発した中級セダン「朗逸(LAVIDA)」の発売記念イベントが25日夜、杭州市で開催された。同車の発売によって、約60モデルの新車が今年上半期に国内市場にデビューしたことになる。若干のSUV車とMPV車以外は、ほぼ全てが乗用車タイプという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中国汽車工業協会(中汽協)関係者によると、国内乗用車市場の販売競争がますます激しくなるにつれて、自動車メーカー各社は競争力アップのために、休む間もなく新車を発売しているという。今年上半期に大量の新車モデルが発売され、自動車市場の競争は激しさを増している。新車モデルの大量発売により、旧モデル車は在庫処分のため値下げされたことで、自動車価格はここ数カ月、値下がりが続いた。
中汽協の統計データによると、2007年に国内で発売された新車モデルは90モデル。今年上半期に発売された国産新車モデルは、6月25日の時点で59モデル、うちオールリニューアルモデルは3分の1で、残り3分の2は改良型やグレードアップ型の新車。
下半期にはさらに、数十モデルの新車が発売される見通し。原油価格の高騰に対応するため、広州ホンダ、長安フォード、奇瑞(チェリー)、吉利(ゲーリー)、比亜迪(BYD)などメーカー各社は、安全、環境保護、省エネルギーの各性能を備えた小排気量乗用車優良モデルを下半期に発売する。
「人民網日本語版」2008年6月26日 |