中国工業・情報化部の発表によると、1月から5月期の中国のソフトウェア輸出額は41億2000万ドルで、前年同期に比べ45%増加した。そのうち組み込み式のソフトウェアの輸出額は、同35.8%増の20億ドルを上回り、ソフトウェア輸出総額の約50%を占めている。ソフトウェアのアウトソーシング関連の輸出額は、同68.3ポイント増の3億6000万ドルだった。
2007年の中国のソフトウェア産業の世界シェアは、2000年の1.2%から8.7%に上昇し、産業規模は世界4位の5834億元だった。2007年のソフトウェア輸出額は、2001年の7億2000万ドルから102億4000万ドルに拡大した。
中国は今後、情報化と工業化を融合する戦略を推進し、より広い範囲で高い次元の情報サービスを提供し、情報技術や製品のニーズを掘り起こして、中国のソフトウェア産業にかつてない市場空間と発展の舞台を提供することを目指している。
中国のソフトウェアの技術革新や製品への応用も年々向上している。基本ソフト、データベース、中国語事務処理ソフト、セキュリティソフトウェア、大きな業界のアプリケーションソフトなどの研究や開発では、相次いで進展が見られた。
チベットなどの民族の言語や文字のソフトウェア開発、普及の面でも新たな進展があり、組み込み式のソフトウェア、アニメのゲームソフト、ソフトウェア関連のアウトソーシングなどが、同産業の新しい成長点になりつつある。
「チャイナネット」2008年7月4日 |