国家海洋局の王宏副局長は30日、「2008パン・北部湾経済協力フォーラム」で、中国はすでに40余りの国と地域との間で、海洋協力関係を結んでいることを明らかにした。
王宏副局長は、「中国は海洋大国である。中国政府は相次いで、『海洋開発』や『海洋産業発展』という戦略的目標を打ち出してきた。海洋産業の国民経済における地位は日増しに向上し、沿海地方の急速な経済発展を効果的に促進させ、全国の耕地の13%を擁する東部地方は、全国40%の人口を養い、GDPの60%を作り出した」と述べた。
中国政府は海洋協力を強化し、周辺地域と南海協力を積極的に進めている。インドネシアと長期の海洋観測協力や、ベトナムとの暴風予報の協力、中国・フィリッピン・ベトナム3カ国の南海科学調査協力を展開し、このほかにも関係国と海洋資料の交換や情報技術協力なども行っている。
話題になっている北部湾の開放と開発について王宏副局長は、「広西チワン族自治区の北部湾経済区は、中国の西部にある唯一の沿海地区で、中国の西南地区を背にし、東は珠江デルタに連なり、東南アジアに向かう、アセアン諸国と陸海交流する重要な地である。地理的な優位性は明らかで、この地に現代的な物流や商業貿易、加工製造の基地や情報交流センターを作れば、きっと北部湾沿岸諸国の経済発展に恵みをもたらすだろう」と語った。
「チャイナネット」2008/07/31 |