中国独自開発の3G(第3世代携帯電話)技術である「TD-SCDMA」の設備業者によると、中国移動(チャイナモバイル)が北京オリンピック期間中の3G業務45項目を取り扱う予定で、同期間中のTD-SCDMAネットワークを用いたあらゆる3G業務の実施準備はすでに万端に整ったという。大唐移動(ダタンモバイル)や中興通信(ZET)など通信設備業者によると、45項目の業務遂行を確保するために、オリンピック開催各都市に構築されたTD-SCDMAネットワークはすでにHSDPA(3.5G規格)にアップグレードされたという。「新快報」が伝えた。
中国移動の計画に基づく、計28種45項目の業務発展要求を受け、各種システム設備業者や端末メーカーは、業務プロセスの遂行に拍車をかけている。
3Gと2Gの最も大きな違いは、動画類および高速データ通信の業務にある。中国普天信息産業集団公司(中国普天)の関係者によると、TD-SCDMAネットワークは現在、ほぼ全ての3G業務に対応可能で、オリンピック期間中、テレビ電話、HSD-PA方式によるメディアダウンロード、携帯電話テレビなど新興3G業務を提供する。中国普天を例に挙げると、同社のTD-SCDMAネットワーク設備は、これら高速データ通信業務の全てに対応、提供が可能という。
このほか、大唐移動、中興通信、中国普天の各社は、オリンピック時のサービス要求に基づき、ネットワーク最適化、オリンピック特別サービス、2Gと3Gの相互互換作業など各関連業務の遂行準備を整え、工業・信息(情報)化部(工信部)が掲げる目標の達成を保障している。
「人民網日本語版」2008年8月1日 |