北京五輪の閉幕後、製品油価格や石炭価格、電力価格は調整されるだろうか。国家発展改革委員会の張国宝副主任(国家能源(エネルギー)局局長)は18日、中国のエネルギー状況と国際協力に関する記者会見で「五輪閉幕後に中国の製品油価格がどのように変化するか。それは、五輪以後の中国の全体的な経済発展状況や国内・海外のエネルギー状況に基づいて調整されることになる」と発言した。「国際金融報」が伝えた。
石炭・電力価格が調整されるかどうかについて、張副局長は直接の言及を避けた。張副局長によると、一部の地方にみられる電力の供給不足の問題は、国務院の高い関心を呼び起こした。国家能源局はすでに一連の措置を取り、石炭の生産量と供給量を増やしている。
張副局長は「中国のエネルギー価格改革の全体的な方向は、市場ルールを踏まえて世界水準に近づけるというものだ。現在、中国のエネルギー価格は政府の価格統制システムから市場価格システムへ移行する過渡期にある。今年6月19日に発展改革委はガソリン、ディーゼルオイル、航空燃料の価格を適宜引き上げた。現在、中国の原油価格はほぼ世界水準並みになったが、製品油価格は国内での受け入れ能力を考慮して、段階的に世界水準に引き上げる方法を取ることにした」と述べた。
「人民網日本語版」 2008年08月19日 |