北京五輪が円満に終わったことを意味する円を描いている花火
(1)オリンピック効果
五輪大会や国際大会など、この数年、重要なスポーツ大会が開催される中、スポーツ関連の業績が急成長しており、スポーツとビジネスの結びつきを推進している。スポーツは、大きな還元をもたらすだけでなく、国全体の経済効果をもたらすものである。スポーツとビジネスが結びつき、一般市民がスポーツに対する関心を深めることは、北京五輪により会得したスポーツ大国の精神を表すものであり、このプロセスを根本から加速させることになった。「国際金融報」が伝えた。
五輪により、多くの企業がスポーツ関連ビジネスの魅力を最も深く感じている。北京五輪スポンサーである聯想(レノボ)は、五輪組織委員会および五輪委員会への製品提供を行っている。聯想の関連責任者によると、将来数年間、聯想は、大規模なスポーツ大会のスポンサーとして、重点的に製品ブランドを宣伝していく予定をしている。今のところ、聯想はすでに、F1レースやNBAのスポンサーとなっており、今後は、影響力のあるスポーツ大会を重点に宣伝のルートとしていく予定だ。
業界関係者の多くが、五輪の経済効果として、将来10年において、中国のレジャースポーツ産業が急成長する機会に恵まれるだろうと認識している。トップアスリートのためのスポーツから、大衆のためのレジャースポーツへと時代が変遷していく中で、スポーツ大会への関心も高まっていく。メーカーにとってみれば、スポーツ競技のスポンサーとなることは、テレビ広告よりも、その還元が大きい。ビジネス面での大きな還元は、逆にスポーツのビジネス化を刺激することになる。
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