全国人民代表大会(全人代)財政経済委員会が全人代常務委員会に提出した、「中華人民共和国保険法(修正草案)」に関する審議意見によると、国務院に審議申請が出された保険法修正草案は、内容的にほぼ完全で、措置についても全体的に問題はないという。これで、常務委員会による修正審議が終了次第、速やかに公布、施行される見通しとなった。修正草案では、保険資金の運用ルートの幅がかなり拡大され、保険資金の不動産投資に対する法的認可が明示されている。「上海証券報」が伝えた。
現行保険法に定められている保険資金の運用パターンはかなり制約されている。業界・基金発展ニーズを満たすことが可能な保険資金の運用方法を視野に入れると同時に、安全かつ穏健という原則も考慮した結果、改訂後の草案では、保険資金による売買対象が、現行の国債・金融債から、債券、株券、証券、投資ファンドなどの有価証券に拡大されている。また、保険資金の不動産投資を認める条項も追加された。
保険業専門家のカク演蘇氏によると、一部の保険会社は、保険資金の不動産投資について検討し始めているという。保険監督管理部門が関連弁法を発表し、規範化管理を進める上で、法的サポートが実現することは、極めて大きな意味を持つ。
「人民網日本語版」 2008年08月26日 |