広州市科学技術協会の発起による企業と学会の非営利共同組織「広州科学技術革新連盟」が26日、広州で設立された。広州市科学技術協会のメンバーである90の自然科学学会と広州市の中小企業約130社が協力への基本合意に達し、力を合わせ技術的難題のブレイクスルーを目指す。90の学会は、計8万8千人の科学技術専門スタッフを擁している。
広州市科学技術協会の鐘南山・主席によると、「広州科学技術革新連盟」の加盟企業約130社はすべて広州市の中小型ハイテク企業という。業種は、広州市が重点発展対象としている電子情報製品製造・ソフトウェア、生物、環境保護・新エネルギー、デジタル制御装置製造、新材料産業、情報サービス・クリエイティブ産業、デジタル家電など各分野。鐘主席は、「130社あまりの加盟企業が早急に解決すべき技術的難題のうち、30%以上は広州市科学技術協会メンバーが保有している科学技術成果に関わるものだ。少しでも応用が利けば、各企業が直接利用することが可能だろう」とコメントしている。
同連盟の設立の背景には、広州市政府による支援がある。広州市の徐志彪・副市長は、「広州の発展は肝要な時期に来ている。新段階における競争では、もはやエネルギー消費や労働力を拠り所とすることはできない。現代産業体系の建設のためには、科学技術革新が何よりも必要とされている」と語った。 「人民網日本語版」2008年8月28日 |