記者会見の模様（動画）

国務院報道弁公室は9月4日午前、四川大地震や被害状況の評価に関する記者会見を開き、国家汶川大地震専門家委員会の史培軍副主任が、地震被害の説明を行った。

国家汶川大地震専門家委員会は、長期間の調査や遠隔計測のデータ、地方人民政府の統計をもとにレポートをまとめ、229の項目の分析を行った。

財産損失のデータでは、四川大地震による直接経済損失は8451億元だった。損失が最も深刻だったのは四川省で、被害総額の91.3%を占めている。甘粛省と陝西省はそれぞれ5.8%、2.9%だった。

史培軍副主任によると、この地震による財産面の損失では、建物の被害が最も大きく、住宅の被害は被害総額の27.4%、学校や病院、その他の非居住用建物の被害額は、被害総額の20.4%だった。そのほかにもインフラ施設、道路、橋梁、その他の都市インフラ施設の被害額は21.9%で、この3つの被害額の割合は、被害総額の70%以上を占めている。

「チャイナネット」2008年9月4日