米国を筆頭とする海外証券市場が15日に暴落し、低迷を続けていたA株市場に新たな圧力が加えられたことを受け、16日の上海・深セン両証券取引所は大幅に下落した。上海総合指数の下げ幅は4％を越え、滬深300指数（両市場のA株上場300社で構成される株式指数）は1900ポイント低下した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

　同日の上海総合指数は始値が前日終値を下回る1916.13ポイントで、中盤にはこの日最高値の1943.32ポイントをつけた後、1901.50ポイントまで下がり、1909.94ポイントで引けた。前日比下げ幅は4.25％、一日の振れ幅は2.10％だった。深セン成分指数のこの日最安値は6117.13ポイントで、先に記録した現在の調整周期における最安値6109ポイントにあと少しと迫った。終値は6166.56ポイント、前日比下げ幅は3.74％。

　株価指数の大幅な低下に伴い、両市場ともに株価が暴落した。値上がり銘柄は上海が73、深センが46にとどまり、ST銘柄（特別処理銘柄。企業が2年連続で赤字となった場合、または1株当たり純資産が1人民元を下回った場合、その銘柄はST銘柄に指定される）や非流通株を除けば、ストップ高銘柄はわずか9にとどまった。一方、ストップ安銘柄は180を越えた。

　「人民網日本語版」2008年10月17日