中国証券監督管理委員会（証監会）は19日、「上場企業の株主による交換社債発行の試行規定」を正式に発表した。条件にかなった上場企業の株主は即日から、推薦者の推薦を経た後、交換社債の発行を証監会に申請できる。発行者の時価管理と資金調達の選択肢を増やし、株式の投げ売り圧力を減少させると同時に、新たな固定収益商品を投資者に提供するねらいだ。

　証監会報道官によると、昨年8月の社債発行の試行以来、債券というツールに対する市場の需要はとても高く、理解も徐々に深まってきた。このことは交換社債の発行に堅固な土台を提供している。今年年初から9月末までに上場企業が債券発行を通じて調達した資金は980億元に達し、再融資の半分近くを占めている。

　「人民網日本語版」2008年10月20日