11月11日は「独身の日」。もともと大学のキャンパスで個性的なお祝いの日とされていたものが、ここ数年若者たちの間に広まった。吉林省長春市のデパートやレストラン、テーマパークではここ数日、「独身商戦」に向けた準備で大忙しだ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
市内の映画パーク、長影世紀城は今月8日から11日にかけ、「愛の旅」と題した特別割引イベントを展開し、111元の特別価格で「独身チケット」を販売するほか、連れのいない観光客にプレゼントを用意しているという。また、カップルでも「独身チケット」に1元プラスするだけの、格安料金で思う存分楽しむことができる。この特別割引期間中は、園内の秩序を保つため、同パークは初のチケット販売制限を実施。1日の入園者数は1万人に限定される。
また、長春市のレストランやデパートなどもこの「独身商戦」に目をつけ、独身男女のパーティやお見合いイベントなどを企画し、多くの若者にアピールしている。これについて一部の若者は、「『独身の日』がきっかけとなり、日ごろ出会いのない独身男女により多くの出会いのチャンスが提供される」と話す。
「人民網日本語版」2008年11月4日
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