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クリスマス用品受注、欧米減少・ロシアは大幅増
発信時間: 2008-11-07 | チャイナネット
 クリスマスが近づいてきた。国内の玩具メーカーにとって、今年は大きな方向転換の年になるとみられる。中国のクリスマス製品生産拠点として有名な浙江省瑞安・義烏両市では、受注件数が目に見えて減っている。浙江省の経済を研究テーマとする日本・拓殖大学の王曙光教授は「金融危機の影響が国際貿易を通じて実体経済に波及しており、中国の製造業が真っ先に影響を受けた」と指摘する。王教授によると、金融危機によって欧米各国では不況や失業への懸念が広がり、消費マインドが大幅に冷え込み、その影響が必然的に浙江のクリスマス用玩具メーカーに及んでいるという。「国際金融報」が伝えた。

 多くのクリスマス用玩具メーカーでは、欧米からの注文減少とは対照的に、ロシアからの注文件数の占める割合がじわじわと増加している。ある業界関係者は「最近はパッケージの交換で忙しい。欧米市場のニーズが低下したため、新たな成長点を探さねばならなくなったためで、最近、義烏市のメーカーはロシア向けに製品の仕様変更を急ピッチで進め、英語が印刷された包装紙をロシア語が印刷された包装紙に取り替える作業を進めている」と話す。

 ある関係者の推計では、義烏市のクリスマス製品輸出に占めるロシア市場のシェアは30%に達する。今年は中東、ロシア、ブラジルなどの金融危機と比較的距離を置いている市場からの注文件数が大幅に増加しており、欧米市場からの注文の減少分をある程度埋め合わせしている。

 「人民網日本語版」2008年11月7日
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