賽迪顧問(CCIDコンサルティング)がこのほど発表した「2008年度CCID中国携帯電話ユーザー製品満足度調査結果」によると、今年のユーザー全体の製品満足度は73.2%に上昇、昨年比1.1ポイントの伸びを見せたが、TD携帯電話ユーザーの満足度については、ユーザー全体の満足度を下回った。「北京晩報」が伝えた。
調査結果によると、現在TD携帯端末製品の満足度はおしなべて低く、調査対象となったユーザーのうち、48.3%がTD携帯電話に満足していないと回答した。ユーザーによると、今後TD端末が新たに技術的改良が必要だとされる課題として、「バッテリー使用可能時間」「ネット接続の際の安定性」「テレビ電話通話時の安定性」などに不満が集中している。
もっとも同調査では、今後中国国内の移動通信ソリューションの多様化に伴い、ユーザーに対する便宜性も向上し、2010年頃までにはTD端末は成長過程に入ると分析している。賽迪顧問の予測では、2010年末までに、TDネットワークは全国200都市およびその周辺地域をカバーし、TD-HSUPAとの接続を実現、TDは将来的に巨大なサービスネットワークを構築するという。2011年頃には、TDおよびその他の3Gネットワークが発展期に突入し、より多角的な、実用性のあるサービスが提供されることで、TD産業は徐々に成熟し、国際化が図られていくものと見られる。
「人民網日本語版」2008年12月02日 |