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三鹿事件受け、中国の粉ミルク輸出量が激減
発信時間: 2008-12-09 | チャイナネット

中国税関総署は8日、中国の乳製品の輸出量が10月、三鹿製粉ミルク事件の影響で9割以上減少したことを明らかにした。そのうち粉ミルクの輸出量は99.2%低下した。「京華時報」が伝えた。

税関総署の発表した統計によると、中国の乳製品輸出は今年1-10月、輸出量11万トン・輸出総額2億8千万ドルに達し、昨年同期からそれぞれ2.4%・50.4%の増加となった。だが三鹿製粉ミルク事件の打撃を受け、10月の乳製品輸出は1036トンにとどまり、昨年同月比91.8%の減少となった。

税関総署によると、三鹿製粉ミルク事件は、国内乳製品に対する国内消費者の信頼を大きく損なっただけでなく、多くの国や地域が中国産乳製品の輸入を制限する事態を呼んだ。

乳製品輸出が減少する中、乳製品輸入は大きく増加する傾向を見せている。10月の中国の乳製品輸入は従来をはるかに上回る3万3千トンとなり、昨年同月から73.2%の増加となった。

「人民網日本語版」2008年12月9日

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