インターネット通販のウェブサイト「バイジェイドットコム」が2009年1月にオープンし、約2万点の日本製品がネットに登場する。初年度の売上高の見通しは40億円。
「バイジェイドットコム」に出店する企業は日本でもよく知られている家電量販店のヨドバシカメラや、医薬品チェーン店のマツモトキヨシ、通販大手のセシールなど。販売される製品は、大型家電から子供服、化粧品など2万点以上の日本の製品だ。
統計では2007年、中国のネット通販の売上高は530億元(約7900億円)で、年平均2倍という高い伸び率だ。国内消費が低迷している日本企業は、早くから中国の熱狂的なネット通販ブームに参画するチャンスをうかがっていた。これまで中国向けのネット通販のサイトが登場しなかったのは、主に決済の問題が懸念されていたためだ。
今回、橋渡しをしたのは三井住友カードで、中国の決済ネットワーク運営会社の中国銀聯と提携し、日本企業に安全なオンライン決済システムを構築した。また日本企業は効率を高めるために共同の倉庫を設立し、中国郵政グループに配送業務を委託、注文してから最速で2日以内には商品が届くという。
「チャイナネット」2008年12月29日
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