世界的な電気・電子機器メーカーのシーメンスは20日、上海万国博覧会(上海万博)事務協調局と1件の枠組契約に調印した。シーメンスは今後、2010年に開催される上海万博の中国館に一流の、全面的に統合された省エネソリューションを提供し、中国館を万博の「エコロジーシンボル」にするとしている。
中国館は上海万博後も残される5つの施設のうちの一つ。そのデザインは中華民族の文化や叡智を凝縮しただけでなく、「エコ万博」のコンセプトを物語るものでもあり、今回の万博で最も模範的な施設になるとみられる。今回の契約に基づいてシーメンスが提供する省エネソリューションは、インテリジェントビルの技術、高効率の配電設備、環境に配慮した照明システムなどに特徴があり、あらゆる面から省エネを実現するものだ。
計画によると、中国館はエネルギー消費量が従来の同様の施設に比べて25%カットされ、館内は戸外と同じような新鮮な空気で満たされる。また夜間の照明を担う半導体照明は、従来の光源に比べて20%の省エネになる一方、寿命は50倍に伸びる見込みだ。
「人民網日本語版」2009年1月22日