ホーム>>経済>>視点 |
ダボス会議で高まる中国の存在感 |
発信時間: 2009-02-03 | チャイナネット |
|
世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)が1日、閉幕した。過去5日にわたり、一面雪景色のスイスの山麓都市ダボスに、各国の代表2500人余りが集った。 ダボス会議は1971年から現在まで39回開かれている。その規模はたゆまず拡大し、参加者数は年々増え、今年も過去最高を更新した。 各代表はいずれも明確な目的をもって会議に参加している。政治家は自国の政策と主張を詳しく説明し、自国のイメージを明確に打ち出す。実業家は取引先と会談し、人脈をさらに広げ、ネットワークの基盤を構築することで、一層の発展の機会を得る。学者は学術的な見解を発表し、「ブレーン」としての影響力を存分に示す。 ダボス会議センターでは、会議自体のテーマシンポジウムや各代表の接触以外にも、少なからぬ「副産物」があった。例えば、国際的に有名は会計会社のプライスウォーターハウスクーパーズは年次調査の結果を発表し、取材に応じた世界の124人の最高経営責任者(CEO)による世界経済の将来への見方を示すためと称して、その実、自社の知名度の向上を図った。 会期中、ある代表はダボス会議の効果について「この小さな代表証には4潤オ5万ドルの価値がある。このおかげで会場に出入りし、ハイレベルの講演を聴くことができるし、敬慕する仲間と付き合う機会も得られるからだ」と話した。多くの企業仲間が、会議の数週間前には早くも、目当ての人物とダボスでの面会の約束を取り付けていたという。 今年のダボス会議では、中国に注目が集まった。とりわけ中国の温家宝総理による特別講演は、ダボス会議の一大ハイライトとなった。1979年以来、ダボス会議に参加する中国人は年々増加し、各参加者の中国への関心も高まり続けている。中国代表にとって、いかにしてダボス会議という場を存分に利用し、最大級の効果を上げるかが、真に熟考に値する問題となっている。 「人民網日本語版」2009年2月3日 |
|