商務部の鐘山・副部長は1日、上海で行われた第19回中国華東輸出入商品交易会(華交会)の席上、中国の経済成長の持続、就業情勢の改善を行うためにも、中国政府は引き続き対外貿易の安定を維持し、今後情勢の変化に応じてより一層関連する政策措置の改善を実施していく考えを示し、これには一部製品の輸出税還付率の引き上げ、輸出信用保険の適用範囲の拡大などが含まれると述べた。鐘副部長は、今回の華交会の「対外貿易安定成長維持のためのハイレベルフォーラム」でこのような発言を行った。
鐘副部長によると、現在の金融危機はいまだ底が見えておらず、今年の中国の対外貿易額は明らかに減少することが予測され、加えて諸外国の貿易保護主義がより高まる可能性があるため、中国にとって今年の対外貿易情勢は極めて厳しいものになるという。
「我々は現在の対外貿易政策を全面的に見直し、企業の負担を減らし、企業の体力強化を支援、情勢の変化に応じて関連政策を改善する。それには一部製品の輸出税還付率の引き上げ、輸出信用保険の適用範囲の拡大が含まれる」。鐘副部長はこのように述べ、「現在施行されている政策はあくまで『通過点』であり、『完了』を意味するものではない」と語った。
「人民網日本語版」2009年3月2日 |