浙江省杭州市のある結婚・恋愛サイトがこのほど、100万元におよぶ「見合い消費券」を3月末から一般向けに配ることを発表した。「中国新聞網」が伝えた。
この消費券の額面は1枚20元。5枚で1セットとなっており、まずは杭州で1万セットが配布される。同サイトが主催するお見合いや友だち作りなどのオフライン活動で使うことができるほか、「VIP愛情ヘッドハンティング」なるサービスへの参加に利用することもできる。
中国は現在、結婚のピークに入っており、毎日2万組以上のカップルが結婚している。「結婚経済」もこれにつれて活発化している。統計によると、上海の新婚カップルの結婚予算は平均で19万1300元に達する(住宅や車の購入を含まず)。この予算は年々上昇の傾向にあり、結婚関連の産業チェーンが形成されつつある。「単身者が相手を見つければ、消費は確実に伸びる」と業界関係者は語る。
結婚・恋愛専門家は、「金融危機の下、単身者グループは、既婚者グループよりも大きな仕事や生活のプレッシャーを受けている。単身者らは、愛情や結婚によって感情の谷間から脱することもできるのではないか」と指摘している。
「人民網日本語版」2009年3月23日 |