外交部は23日、G20サミットに関するブリーフィングを行った。財政部の李勇・副部長は、世界銀行による貿易融資への中国の参加について次のように語った。
国際金融危機は現在、貿易融資の難度をますます高め、発展途上国の貿易に大きな影響を与えている、発展途上国の一部は、外資の流出や貿易融資のストップなど厳しい試練を受けている。G20は今サミットで、貿易融資の協力と協調を促し、多国間開発銀行による貿易融資規模の拡大を進め、発展途上国の輸出拡大への支援を強めなければならない。中国は、金融危機対応のための国際協力に積極的に参加し、国際貿易融資の発展を進めていく。国際金融市場の変化に応じて国際金融機関が融資能力を増強し、危機の大きな打撃を受けた発展途上国への支援を拡大するため、胡錦濤主席は、昨年ワシントンで行われたG20サミットで、「中国は、世界銀行国際金融公社(IFC)の貿易融資計画に積極的に参加していく意欲がある」と表明した。技術的な問題についての多数の協議を経て、中国はすでに、貿易融資にあてるためのIFCの私募債を購入することについてIFCと初期的な意見一致を達成した。百年に一度と言われる金融危機の中、中国政府には果たすべき責任がある。世界各国と共に、各種のリスクや試練に適切に対処し、協力の中から相互利益を実現していきたい。
「人民網日本語版」2009年3月24日