国際金融危機の克服、世界の経済成長の回復はすでに国際社会が直面する厳しい挑戦となっている。現在の複雑な国際経済情勢には、4つの急務がある。

1、早急に国際金融市場を安定させ、金融の実体経済促進の役割を発揮し、大衆と企業の自信を引き起こすこと。　

2、各国の国情に合った景気刺激策を講じ、各国間のマクロ経済政策における協調性を強化し、共に発展の維持、就業の確保、民生の維持を図ること。

3、貿易・投資保護主義の抑制に努め、危機が世界各国、特に発展途上国にもたらす悪影響を軽減すること。

4、「全面的、均衡的、漸進的、効果的」の原則に則り、国際金融システムの改革を行い、類似の危機再発を回避すること。

胡錦涛主席はまた、中国が国際社会の責任ある一員として、終始国際金融危機への対応における国際協力に積極的に参与していくと述べた。中国は、引き続き国際社会とともに、マクロ経済政策面の協調強化、国際金融システムの改革推進、多国間貿易体制の安定維持、世界の経済成長回復の促進に積極的に貢献する。

「チャイナネット」2009年4月1日