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胡錦涛主席、G20の金融危機対応で5提案 |
発信時間: 2009-04-03 | チャイナネット |
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3、改革をより推進する。 金融の監督・管理の強化は国際金融危機の防止と緩和において重要な一環であると同時に、国際金融市場の安定維持と世界の経済発展の促進においても重要な措置である。今回の国際金融危機はわれわれに1つの重要事項を啓示している。それは金融の監督・管理を強化しなければならないということだ。 1つ目は、金融の監督・管理における協力を強化し、普遍性と特殊性、セルフコントロールと外部監督・管理の関係をしっかり処理すること。また、各国の自己の金融監督・管理能力を強化し、国際金融システムを改善し、多国間金融機関への効果的な監督・管理、格付け機関への監督・管理を強化すること。 2つ目は、国際金融機関は発展途上国への救済を強化すること。 3つ目は、金融安定化フォーラムがより大きな役割を果たすこと。 4つ目は、国際通貨基金(IMF)は各方面、特に国際準備通貨を発行する国のマクロ経済政策への監督を強化・改善し、中でも通貨発行政策の監督を強化すること。 5つ目は、IMFと世界銀行のコーボレート・ガバナンスを改善し、発展途上国の代表性と発言権を高めること。 6つ目は、国際通貨システムを改善し、準備通貨の発行管理メカニズムを完備し、主要準備通貨の為替レートの相対的安定を維持し、国際通貨システムの多元化、合理化を促すこと。 4、保護主義をいっそう反対する。 いかなる国と地域も景気刺激を口実に保護主義に走るべきではない。われわれは各種の理由による市場参入条件の引き上げや他国を敵視する保護投資主義、貿易救済措置の濫用などいかなる形式の保護貿易主義にも共同で反対すべきである。ドーハ・ラウンド交渉は世界貿易自由化のプロセスと関わっている。われわれは2008年7月に各方面が達した共通認識をしっかり守り、既存の枠組みを基礎に交渉が早期に全面的かつ均衡的な成果を得られるようにすべきである。 5、発展途上国への支援をいっそう強化する。 「チャイナネット」2009年4月3日 |
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