アウディは5日、「アウディ(中国)企業管理有限公司」を正式に設立した。北京で登記されたこの会社は独立法人となり、フォルクスワーゲン中国の傘下ではなくなった。アウディ側は、「一汽とアウディの交流と協力を強化するのに役立つ」との見方を示している。「京華時報」が伝えた。
アウディ中国は、アウディ社が中国に設けた完全子会社だ。次の3つの分野を主に担当する。(1)中国でのアウディの調達業務を強化し、中国一流の部品サプライヤーをアウディの調達システムに組み込む。(2)車内に搭載されるソフトウェアや娯楽コンテンツを中国にあったものにデザインし、テストする。(3)中国とドイツの株主の交流を深める。
アウディ本社は、中国子会社を設立するにあたって、フォッゲンライター氏を総経理として派遣した。フォッゲンライター氏は02年にアウディに入社し、07年から中国業務展開の戦略を担当している。フォッゲンライター氏は昨年末、子会社の設立の準備を中国で始めた。フォッゲンライター氏は、「アウディ中国は、中国度ドイツの株主が地域と時間を越えて協力を深めることを助け、アウディブランドの中国での着実で健全な発展を促していく」と述べた。
アウディは現在、国産車では「4AL」と「A6L」、輸入車では「A5」「S5」「A8L」「アウディQ7」「アウディTT」「TTS」「アウディR8スポーツカー」が販売されている。アウディは08年、中国で11万8千台を売り上げ、中国はアウディにとって第二の市場となった。
「人民網日本語版」2009年5月6日