上海市張楊路にある中国民生銀行でこのほど、現金自動預払機(ATM)のカード挿入口に緑色の装置が新たに設置された。半透明のゴムでできたこの装置は、突き出た嘴のような形をしており、銀行カードを挿入すると発光する。「国際金融報」が伝えた。
この装置はカードを安全に読みとる4つの技術を一体化した新型のカードリーダーで、犯罪者による暗証番号の盗み取りを防止するとともに、磁気カードがコピーされたり盗まれたりするリスクを大幅に軽減するというものだ。
同装置には特別な振動技術が採用され、カードリーダー内に機能強化のための駆動装置が設置されている。磁気カードを出し入れするとこの駆動装置がはたらいて振動し、犯罪者の持ち込んだカードリーダーが使えなくなるほか、犯罪者が違法に取り付けたその他の装置によるカード情報の読みとりができなくなる。
「人民網日本語版」2009年5月6日