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日本企業との取引で技術を磨く「舜浦帽業」 |
発信時間: 2009-05-27 | チャイナネット |
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浙江省台州温嶺市にある「舜浦帽業」は、麦わら帽子を製造する専門メーカーで、社長の陳根土さんと息子の陳君標総経理は、金融危機で各業界の業績が落ち込む中、いたって明るい表情を浮かべている。 陳根土さんが1986年に創業した「舜浦帽業」は、親子2代の努力で全国麦わら帽子業界のトップに躍り出た。年間の売上額は9000万元、輸出額は700万ドルにも達する。そんな「舜浦帽業」も昨年の10月には金融危機の影響で、欧米の取引先が急に注文を取り消したり、先送りしたりするなどして、輸出量は大きく落ち込んだ。しかし11月下旬からは再び海外からの注文が増え始め、今年に入ってからは急増。第1四半期の注文は昨年同期より10%も伸びた。 こうした好転には様々な理由がある。まず「舜浦帽業」の輸出地域は48の国や地域に及ぶため、大きなリスクを回避できた。また原材料の加工や、半完成品から完成品の製造過程も整っており、輸出経験も10年以上あることから、取引先にも信頼がある。それに半完成品を製造しているため納期が短くてすむ。そして厳格な品質管理や、年間に新製品500~800点を開発するなどの開発力も「舜浦帽業」の強みだ。
陳君標総経理は品質管理や新製品の開発について、ある日本企業との協力をこう話す。「その企業の品質に対する要求は厳ししいことで知られている。彼らは中国の多くの帽子メーカーを見て回り、最終的にわが社に決めた。品質への要求があまりにも厳しいので、最初は私たちも取引をためらったが、その企業から頼まれて最終的に引き受けた。今、考えてみれば、その企業と取引できてよかったと思っている。それはわが社の品質管理やデザインの向上を手助けしてくれたからだ。その企業との取引は返品が多すぎてコストがかかるため、契約を更新しないメーカーもあるそうだが、私たちはコストがいくらかかっても協力を続けたい。それはわが社のイメージの向上にもつながるからだ」 父親が始めた事業を引き継ぐ陳君標総経理の夢は、輸出を拡大するほかにも、国内に専売店を作り、自社ブランド「高龍」を広くに知ってもらうことだ。 「チャイナネット」 2009年5月26日 |
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