事故現場対策本部によると、事故発生当時この炭鉱は建設中で、事業主は同華炭鉱、工事は重慶川九建設公司が請け負っていた。30日午前、作業員が深さ約1000メートルの工事現場で石炭を採掘しようと爆薬を使った際、大量のガスが噴出したという。
同局の局長で国家炭鉱安全監察局の趙鉄錘局長によると、同華炭鉱は拡張工事過程でずさんな管理が目立ち、違法な操作や作業を行っていたという。事業主の同華炭鉱および工事請負主の重慶川九建設公司は工事の進度を速めるため、安全管理を怠り、安全規定を厳格に遵守していなかった。爆薬を投じる前に作業員に撤収するよう知らせなかったことからも、爆薬投下時の規定違反が明確である上、砲眼の深さや爆薬の使用量も大きく規定を上回っていた。このため大量のガスが突然噴出し、多くの死者や負傷者を出した。事業主と工事請負主は炭鉱建設中の管理や技術面などで協力や連絡が不十分で、施工中ガスの濃度が規定を大きく上回ることが頻繁にあったという。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年6月1日
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