『証券時報』

欧陽澤華副主任：中小企業ボードが世界トップ3入り

中国証券監督管理委員会市場部の欧陽澤華副主任は7日、2004年の深セン証券取引所の中小企業ボードの開設以来、同ボードはすでに世界三大中小企業ボードへの仲間入りを果たしたと述べた。今年5月末現在、深セン証券取引所に上場した中小企業は273社、時価総額は9730億元に達している。今後しばらく中国証券監督管理委員会は多層的な市場構造の建設を進め、中小企業ボードを引き続き大きく、強くすると述べた。企業の中小企業ボードでの発行・上場の効率向上、中小企業ボードの構造改善などの具体措置を行うという。

IPO再開、すでに良好な市場の基礎を確立

新株発行制度改革の意見聴取稿が出されてから、市場では熱い討論が繰り広げられている。国元証券の高新副総裁は取材を受けた際、証券監督管理委員会がこのときに新株発行制度改革を開始することは、良好な市場の基礎を確立するだけでなく、市場メカニズムの改善と市場公平性の保護にもつながるとしている。

専門家が「創業板」への準備で業界に建言

深セン市創業投資同業公会の王守仁秘書長は、「ベンチャーキャピタル業は不安定な心理を克服するため、学習、全面的理解、正確な把握、関連規則の遵守をしっかり行い、ベンチャーキャピタル職員が準推薦人となることを望んでいる」と述べた。北京大学金融証券研究センターの曹鳳岐主任は、OTC（店頭株式）市場と「創業板（新興企業向け市場）」を合理的に連結させるには、財産権取引市場を創業板のインキュベーターとする必要があると提案した。興業証券の投資銀行本部の羅鵬・董事総経理は、「創業板」上場を計画している企業は6方面の準備を進めなければならないと提案した。