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許小年教授、「中国最大の課題は就業問題」
発信時間: 2009-06-29 | チャイナネット

許教授によると、中国の就職状況は現在、非常に厳しい局面を迎えている。短期的には経済周期による失業問題があるし、中長期的には構造的失業問題が悪化している。

許教授は、経済周期による失業問題について次のように提案している。第一に、サービス業に対するコントロールを緩め、投資と就業のさらなるチャンスを生む。サービス業の発展は雇用の創出につながる。中国のサービス業が長期的におくれている原因は、コントロールと付加価値税にある。第二に、独占産業を開放し、資本の自由な流動を促す。第三に、労働法をできるだけ早く改訂する。

構造的な失業問題については、次のように提案している。第一に、教育システムの改革をすすめ、参入条件を引き下げ、民間資本の流入を許す。市場の需要に応じて各種の大学・専門学校・職業学校を設立する。第二に、学校に対するコントロールを緩め、より柔軟な雇用と賃金のシステムを導入し、専攻・学位・カリキュラム設定・新入生募集などの分野で学校にさらなる自主権を与える。第三に、文型と理系との区別をなくし、深い専門知識と広範な知識を持った「T型」の人材を育成する。

「人民網日本語版」2009年6月29日

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