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今後2年間、中国にインフレの心配なし 専門家
発信時間: 2009-07-02 | チャイナネット

樊綱氏は現在の中国の経済情勢に対し楽観的姿勢を崩さない。「現状から見ると、中国経済の回復すう勢は既に形成されつつある。中央政府の財政支出計画が一定期間内に総需要の拡大を支持することができれば、景気回復傾向は持続する」。

また、現行の通貨緩和政策で、中央銀行(中国人民銀行)は大量の流動資金を市場に投入しており、インフレの到来を心配する声が上がっている。しかし樊綱氏の認識では、今後2年以内に中国にインフレが訪れることはないという。「いまインフレを議論するのは時期尚早だ」という樊氏は以前、経済の真の安定を導くためには、「マクロ拡張性政策の効果は2年から3年で現れる」と述べた。実体経済と貨幣経済の関係から見ると、現在の中国はインフレ対策に取り組まなければならない水準からはほど遠いと言える。

「人民網日本語版」2009年7月2日

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