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中国、人民元建て貿易決済を開始 |
発信時間: 2009-07-03 | チャイナネット |
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また、人民元建て貿易決済銀行は国務院の許可により、試行対象となる国・地域、例えば香港、マカオ、ASEAN諸国に人民元建て貿易決済サービスを提供することができる。内陸部の決済銀行は、海外企業の人民元資金の不足時に、関連規定に基づき人民元での貿易融資を提供することも可能となる。さらに、香港・マカオの決済銀行は、内陸部の外国為替インターバンク市場やインターバンク・コール市場から人民元両替と資金調達ができる。 人民元建て貿易決済の実施は、世界金融危機によるユーロ、ドルなどの主要国際決済通貨の為替レートの大幅な変動による為替リスクの回避だけでなく、人民元の国際化を加速させる上でも役割を果たすと見られている。 国務院発展研究センター金融研究所の巴曙松副所長は、次のように考える。人民元は現在、地域通貨となる初期段階にあり、人民元建て貿易決済の推進は、人民元の価値尺度、支払い手段と一部の価値貯蔵・国際通貨の機能強化にプラスとなる。これにより、人民元は国際決済通貨となる長い道のりを歩み始めたと言える。 「チャイナネット」 2009年7月3日
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