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2020年、中国の石油対外依存度が64%に上昇か
発信時間: 2009-07-29 | チャイナネット

 

社会科学文献出版社によって28日に出版された「中国エネルギー発展報告(2009)」(エネルギー青書)の予測によると、中国の石油対外依存度は2020年までに64.5%にまで上がる見込みだ。現在の石油対外依存度は50%前後となっている。「中国新聞網」が伝えた。

青書によると、金融危機の悪化に伴い、世界経済の成長は大きく緩和し、中国の石油・天然ガス産業の状況には大きな変化が起こった。中国の石油・天然ガスの供給はゆっくりと成長しており、需要は短期的に緩和している。だが長期的には、需要は依然として増えていく見込みだ。

青書の予測によると、中国の石油供給は今後2年、安定を保ちつつも、増加率を緩和させる傾向にある。2009年の採掘量は一日に48万トンとなる見込みだ。

青書によると、中国東部の油田は減産しており、西部の油田の発展は予想より遅く、海洋油田の生産量は依然として低い。中国の原油生産量が近いうちに大きく成長することはない。

予測によると、中国の原油生産は2010年には1億7700万トンから1億9800万トン、2015年には1億8200万トンから2億トンとなる。成長率は鈍化していく傾向にある。中国の原油生産は、2020年の1億8100万トンから2億100万トンをピークとしてその後は減少していく見込みだ。

国際市場の原油価格は昨年から、大きな起伏を繰り返している。青書によると、国際原油価格の大幅な変動は、世界の石油需給が緊迫しているという根本的な状況の変化を示すものではない。原油価格が上がる余地は今後も依然としてある。

青書によると、総体的に言って、石油の消費・需要が急速に成長していることと国内資源が制限されていることか影響して、中国の原油貿易は輸入原油への依存度を不断に上げる傾向にある。中国の石油対外依存度は2020年までに64%にまで上がる見込みだ。

「人民網日本語版」2009年7月29日

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