山西省統計局がこのほど発表した上半期の経済データによると、同省の上半期のGDPは前年同期からマイナス成長となった。だが山西省統計局の 専門家は、「第3四半期の同省GDPがプラス成長に可能性は十分あり、年間成長率8%維持という目標の実現はまだ可能だ」との見方を示している。「中国新聞網」が伝えた。
統計データによると、山西省の上半期のGDPは3105億9900万元で、前年同期比4.4%減となった。エネルギー資源の豊富な地として知られる山西省だが、全国唯一のマイナス成長省になった。明るい材料は、第1四半期と比べた成長率の回復が3.7ポイントにのぼり、回復幅が全国平均の2.7ポイントを超えたことだ。
業界関係者によると、山西省は現在、産業構造調整の痛みを経験している。省経済の規模が大幅に下落したのも、石炭企業の再編や閉鎖が主要原因となっている。
だが統計専門家によると、第2四半期に入ってからの山西省の主要経済指標は、下落をやめて回復に向かっており、前向きな要素が多くなっている。全体的には安定しており、改善傾向も見られる。山西省の経済は昨年9月から急速に低下しており、これと比較した下半期の成長率は大きく高まると予想される。年末の成長率データが8%に達するという目標に達する可能性はまだある。
統計によると、山西省の工業生産は6月、9カ月ぶりのプラス成長を記録した。これは積極的なシグナルといえる。石炭企業が徐々に生産を回復すれば、山西経済にエンジンがかかることにもなる。
「人民網日本語版」2009年7月29日 |