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中国製造業、2020年までに米国を追い抜くか?
発信時間: 2009-08-04 | チャイナネット

▽中国の躍進は正常な現象? それとも問題?

ベーラベシュ氏は、中国製造業の躍進は正常な経済現象であり、とりわけ健全なシグナルであると指摘し、「正常な情況の下では、各国経済は農業から製造業に至り、さらにサービス業に至るという発展プロセスを踏まえるものだ」と話す。

だがこのことが米国製造業の関係者には懸念をもたらす。たとえばインディアナ州の家族経営の鋳造企業・ブレーメンキャスティングスのブラウン社長は「昨年にはわれわれを奮い立たせるような情況が出現し、生産のチャンスが中国から米国に戻る見込みがあったが、経済低迷でこうした流れが止まってしまった」と話す。

またブラウン社長は次のように述べた。多くの企業が再び海外での工場設立を計画し始めている。その原因は、衰退の深い淵の中で、米国の生産コストが上昇を続けているからだ。例を挙げれば、今年の工業用電力価格は昨年より17%高く、来年はさらに値上がりする可能性がある。鋳造企業は大量の電力を使用して金属を加熱するので、電力にかかる経費が大きな支出になることは間違いない。

「人民網日本語版」2009年8月4日

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