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中国製タイヤへの輸入制限、中米貿易を損なう
発信時間: 2009-08-04 | チャイナネット

中国ゴム工業協会タイヤ分会の蔡為民・秘書長は、「米国が特別セーフガードを発動した場合、まず被害を受けるのは、米国の消費者の利益だ。中国製タイヤの価格は合理的なものであり、安全性や信頼性も高く、米国で歓迎されている」と語る。「中国が輸出しているのはローエンドのタイヤ製品であり、米国が生産しているハイエンドの製品とは市場のカテゴリーが異なる。そのため米国の労働者に損害がおよぶこともない」

蔡秘書長によると、全米鉄鋼労働組合が今回の特別セーフガードを提案したこと自体、正当な理由のないことだ。米国のやり方は、中国国内や中国の外資タイヤメーカーからの反対にも遭っている。特別セーフガード措置が発動されれば、約20億ドル分の中国製タイヤと10万口以上の就職口に影響を与えることになる。

商務部公平貿易局の担当者は3日、「中国製タイヤの輸入を制限するという差別的な特別セーフガード措置を米国が取ることに断固として反対する」という中国の立場を説明した。中国政府は、米関連部門との交渉や協議の場で、この立場を繰り返し表明してきた。中国製タイヤに対する特別セーフガード措置は、中国のタイヤ産業の利益を損なうだけでなく、中米間の順調な貿易活動を阻害し、米国の経済利益全体を損なうものとなる。

「人民網日本語版」2009年8月4日

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