計画によれば、今後8年で幸福航空の航空機保有機数は100機に達する。
コミューター機とは通常100座席以下の小型旅客機を指し、主に大都市と中小都市との間の旅客の輸送に使用される、北米や欧州などの成熟した航空市場では、コミューター便が全体に占める割合は30%から40%に達するが、中国ではまだ5%ほどに過ぎず、多くの2線・3線都市では航空機という便利で速い交通手段を十分に利用できないのが現状だ。
幸福航空が以前、全国約30カ所の2線・3線都市で調査を行った結果、これらの都市と周辺地域にはコミューター輸送のニーズがあるが、コミューター航空路線は輸送体制も関連の市場開発も幹線航空路線に大きく後れを取っており、コミューター便の便数や搭乗率は相対的に低いということがわかった。コミューター航空は往路・復路の平均搭乗率が70%を超えなければ利益が出ない。幸福航空がテスト運行を行った10数日間の搭乗率はいずれも90%を超えた。
幸福航空の設立は、国産民用航空機を中心とした新たな運営局面のスタートを物語るものであり、西部地域のコミューター航空を支点として民用航空輸送業を発展させ、全国の幹線航空輸送業と連動させ、中国民用航空業の発展を促進する上で、需要な役割を果たすことが予想される。
「人民網日本語版」2009年8月19日
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