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少数民族地区、特色ある農工業システムが形成
発信時間: 2009-08-20 | チャイナネット

 国家民族事務委員会はこのほど、「ここ数年、中国の民族地区の産業構造は不断に改善し、特色ある農業と工業のシステムがほぼできあがった」との認識を示した。「新華網」が伝えた。

 主な民族自治区の産業構造改善の成果は次の通り。

 ▽内蒙古自治区:エネルギー・冶金・化学工業・設備製造・農畜産品加工・ハイテク技術の6大産業の付加価値が自治区全体の工業付加価値額に占める割合が90%以上に達した。

 ▽広西チワン族自治区:機械・製糖・冶金・食品・石油化学・非鉄金属・電力・建材の8大支柱産業が前自治区の工業総量に占める割合が70%に達した。

 ▽雲南省:産業構造が資源に過度に依存していた局面が打開され、多様な支柱産業の体系が形成された。

 ▽貴州省:全省の工業成長に対する電力・冶金・非鉄金属・造酒・タバコなどの産業の貢献率が57.7%に達した。電力産業の貢献率は24.3%と特に高かった。

 ▽チベット自治区:鉱業・緑色飲食品加工業・チベット医薬業・民族手工業・建築建材業などの産業が着実にグレードアップした。

 ▽青海省:塩湖化工・電力・石油・天然ガス・非鉄金属などの支柱産業がさらに力強いものとなった。

 ▽新疆ウイグル自治区:石油・石油化学を中心として繊維・鉄鋼・非鉄金属・建材・食品を支えとした特色産業群を形成した。

 また各地の民族地区では現在、農牧業拠点やエネルギー拠点、鉱業拠点、原料拠点が形成されつつある。

 内蒙古・貴州・寧夏・新疆の石炭生産・石炭発電一体化基地や、南西部民族地区の大型水力発電所基地、内蒙古・寧夏・青海・新疆・広西沿岸の大型石油・天然ガス採掘加工基地などは、中国の重要なエネルギー化工拠点に発展しつつある。

 広西・貴州・雲南の非鉄金属採掘加工、内蒙古のレアアース開発・研究・生産、青海省ツァイダム・新疆ロプ湖のカリ肥料、雲南・貴州のリン酸肥料などは、中国の鉱業資源採掘加工拠点を形成しつつある。

 「人民網日本語版」2009年8月20日

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