第1四半期と比較し、第2四半期の上場企業の業績に著しい回復が見られた。
統計データによると、8月22日までに、中国の上海・新セン両株式市場の上場企業のうち1057社が中間決算を発表した。純利益は総額2495億5200万元で前年同期比10.69%減、EPS(1株当たり利益)は平均で0.19元となった。黒字となった会社は852社、赤字を計上した会社は205社で、赤字企業は19.39%を占めた。
最新のデータでは、上場企業の経営状況に第1四半期と比べて一定の改善が見られた。中間決算を発表済みの企業1057社の中でデータ比較可能な会社1048社のうち、第1四半期に赤字を計上した会社は265社で、全体の25.29%を占めた。また、この1057社の第2四半期の純利益は総額1365億4000万元で、第1四半期と比べて1107億6100元増加した。
全上場企業の投資収益が営業利益に占める割合は、前年同期比で小幅上昇し、第2四半期の投資収益は第1四半期をやや上回った。金融会社を除く非金融上場会社1040社の上半期の投資収益は162億6200万元で、営業利益1111億8800万元の14.63%を占め、前年同期の9.67%より上昇した。これら非金融会社の第1四半期の投資収益は約67億元で、第2四半期は95億元だった。
データを見ると、上場会社の収益力はほぼ維持されている。1057社の上半期の総営業収入は2兆364億元で、前年同期比で6.08%減少した。一方、主要業務コストは同8.75%減の1兆2571億元となった。非金融上場会社の上半期の粗利益率は19%で、同0.65ポイントの低下にとどまった。上場会社の業績の前四半期比での著しい改善と市場の回復に伴い、ファンドは第2四半期に持ち高を大幅に増やしている。データによると、6月末現在、上場会社619社の流通株株主持ち高トップ10の中で、ファンドの持ち高は226億株に達し、増加幅は約9%だった。
「チャイナネット」 2009年8月24日 |