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8月の経済指標、全面上昇の見通し
発信時間: 2009-09-08 | チャイナネット

貸付の伸びが安定

複数の消息筋の話によると、暫定的な統計では、中国銀行業の8月の新規貸付額は3200億元で、2カ月連続で年内の最低記録を更新する。市場関係者の間では、下半期以降、中央銀行の通貨政策実施の重点は「適度な緩和」から「動態的微調整」に方向転換され、流動性が後押しする情勢は終わりに近づきつつあるとの見方が一般的となっている。

しかし、「実際の緊縮措置は決して一部市場筋が懸念しているほど厳しいものにはならない。現在、政府はなお如何にして経済を持続的に回復させるかということを考えているからだ」と、ゴールドマン・サックスのアナリストである喬虹氏と宋宇氏は最新報告の中で述べている。

中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の劉明康主席は6日、スイスのバーゼルで記者の取材に応じた際、中国の貸付伸び率は合理的なもので、下半期にはより安定した伸びを見せるとの見方を示した。政府高官も相次いで積極的な財政政策と適度な通貨緩和政策を引き続き維持すると表明している。

CPIは8月に底入れ

CPIとPPIの下げ幅が再び縮小し、中国がデフレの闇から脱しつつあることを裏付けている。交通銀行研究部の唐建偉氏は、「8月、CPIの前年同期比伸び率が7カ月連続のマイナス成長となる可能性があるが、下げ幅は大幅に縮小し、8月はCPIの転換点となり、今後CPIは底を打って上昇することになる」と話す。

「チャイナネット」 2009年9月8日

 

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