▽金融危機に強いオンライン販売
アリババの発表したもう一つの報告書「2009年度ネット販売者報告」によると、中国のネット販売は10年の発展を経て、社会と経済のメインストリームとの融合を着実に実現した。中国のネット販売者は09年上半期までに6300万店に達し、社会的な影響力をますます強めている。
注目に値するのは、世界金融危機にもかかわらず、中国の電子商取引が着実な発展を続けているということだ。ネット販売者間での協力はさらに深まり、発展のルートは多様化し、国際化も進んでいる。
また電子商取引には、起業家を支援する作用も大きい。「淘宝網」などの主流オンライン販売サイトは、起業家を歓迎するプラットホームの一つであり、ネットショップをおこそうとする人の人気も高い。
おおまかな統計によると、08年9月以来、一日に新たにオープンするネットショップは5千店に達している。艾瑞(iResearch)の調査によると、電子商取引を利用するオンライン中小企業の世界経済危機下での生存率は、オフライン企業の5倍に達する。
アリババの報告によると、電子商取引額は09年も引き続き上昇し、主要な購入方式の一つとなりつつある。種類や数量も大きく伸び、生産・生活・衣食住・交通などの各方面のニーズを満たすようになった。人気ブランドメーカーも次々とネット販売に参入している。
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