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国務院、「中部振興促進計画」を採択
発信時間: 2009-09-24 | チャイナネット

中国国務院の温家宝総理は23日、国務院常務会議を召集し、『中部振興促進計画』を討論、原則的に採択した。

会議で、山西、安徽、江西、河南、湖北と湖南の6省からなる中部地区は、中国の重要な食糧生産基地、エネルギー・原材料基地、設備製造業基地及び総合交通運輸の中枢であり、経済・社会発展において重要な位置を占めていることが強調された。中部振興戦略の実施以来、中部6省の発展は著しく加速し、都市部と農村部住民の生活水準は着実に向上している。しかし、中部地区の長期的発展を制約する矛盾や問題も存在するとの指摘もある。国際金融危機の影響に対処し、経済の安定的かつ急速な発展を維持する上で、中部地区の比較優位をいっそう発揮し、全国の発展の下支えとしての役割を強化する必要がある。

『中部振興促進計画』では、2015年までに、中部地区の経済水準を著しく向上させ、発展力をより高め、持続的発展の能力を大きく向上させ、調和のとれた社会の建設において新たな進展が得られることを中部地区の発展目標として掲げている。

この目標を達成するため、次の8つの措置を講じる。

1、食糧生産基地建設の強化を重点とし、近代農業を積極的に発展させる。

2、配置の合理化、集中開発、利用効率の向上、精密加工、安全・環境配慮の原則に基づき、重要エネルギー・原材料基地としての地位を強化する。

3、コア技術、重要技術の研究・開発の強化を切り口に、近代設備製造業とハイテク産業の基地を建設する。

4、交通資源の配分を合理化し、総合交通運輸中枢の地位を強化する。

5、長江沿岸、隴海(連雲港―蘭州)、京広(北京―広州)、京九鉄道沿線(北京―九竜)の「2横2縦」の経済ブロックの形成を加速化する。

6、循環経済の発展に努め、資源節約と総合利用の効率を高める。

7、教育の発展を優先し、文化・スポーツ事業を繁栄させ、基本医療と公共衛生サービス機能を強化し、あらゆる手段を講じ雇用を増やし、社会保障システムを完備する。

8、弱点を突破口とし、改革開放と体制・メカニズム革新を加速させ、発展の原動力と活力を絶えず高める。

「チャイナネット」 2009年9月24日

 

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