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世銀総裁「中国は世界経済の安定したパワー」 |
発信時間: 2009-09-29 | チャイナネット |
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世界銀行のロバート・ゼーリック総裁は28日、「世界的な経済危機が世界の局面を変えつつあり、中国は世界経済の中の安定したパワーになっている。中国経済の急速な復興は他国に利益をもたらし、中国自身の影響力も強めている。中国は今まさに世界経済の安定したパワーになりつつある」と述べた。 ゼーリック総裁は次のように述べた。 現在の情況からみて、新しい世界的局面では主な新興経済体の躍進が特徴の一つになるとみられる。中国・インド両国の現在の経済規模が世界経済全体に占める割合は8.5%で、両国とその他の発展途上国とは経済成長ペースで先進国を大幅に上回っている。 中国経済は多くの課題に直面してもいる。中国経済が輸出依存型から内需拡大型へとモデル転換をはかるのは容易なことではない。だが中国の指導者はこうしたリスクをしっかりと見据えている。 米国が、米ドルは世界の支配的な備蓄通貨となるのが当然と考えるなら、それは誤りだ。これからの世界では備蓄通貨の選択肢が増え、中国の人民元もその中に入ると予想されるからだ。 中国は一連の主要貿易パートナーとの間で通貨互換を実現しつつあり、海外でのソブリン債券発行もスタートした。人民元はこれから否応なしに海外進出を迫られ、今後10年から20年で金融市場における一つのパワーになると予想される。 「人民網日本語版」2009年9月29日 |
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