国家統計局が28日に発表した「新中国建国60年シリーズ報告」によると、世界経済の成長に対する中国経済の牽引力は07年に世界トップに立った。「中国新聞網」が伝えた。
国家統計報告によると、中国の国際的な地位は高まり、国際的な影響力も大きく強まっている。1978年以降、改革開放の不断の深化に伴い、中国の総合的な国力は大きく強まり、国際社会への貢献と影響はますます強まり、世界経済の成長に大きな影響を及ぼしている。
改革開放後の30年で中国のGDPは16倍余りとなり、世界経済に対する貢献率も大きく高まった。世界経済の成長に対する中国経済の貢献率は、1978年の2.3%から2007年の19.2%へと拡大した。米国を3.5ポイント、ユーロ圏を6.3ポイント、日本を11.7ポイント上回り、世界トップとなっている。
世界経済の成長率に対する中国の牽引力は1978年には0.1ポイントにすぎなかった。米国の同年の牽引力は1.7ポイントに達していた。中国の牽引力は07年には0.7ポイントにまで高まり、世界トップとなった。
アジア開発銀行はこのほど、中国GDPの成長率見込みを前回発表より1.2ポイント高め、8.2%とした。中国の経済学者らも、中国経済の成長率8%確保は可能だと考えている。アナリストによると、世界経済の成長率に対する牽引力トップという中国の地位は、ほかのどの国によっても揺れ動くことはない。
報告によると、中国GDPはここ60年、主要先進国との差を不断に縮小してきた。成長率は世界平均を大きく上回り、中国GDPは世界3位に躍進している。
「人民網日本語版」2009年9月29日