中国・ASEAN金融協力と発展リーダーフォーラムが21日、広西チワン族自治区の南寧市で閉幕した。同フォーラムでは積極的な成果が挙げられ、『共同宣言』が討論、採択された。
フォーラムは「協力と交流の強化、中国・ASEAN金融サービスのプラットフォーム構築」を目的とし、国際連合貿易開発会議の副事務局長とフィリピン財務相、カンボジア、ミャンマー、ベトナム、タイ、ラオスなどの中央銀行、中国輸出入銀行、中国銀行、交通銀行などから約300人の金融関係者、専門家、学者が出席し、協力について話し合った。
『共同宣言』では、今回のフォーラムから、地域の金融安定の維持に努め、地域内の通貨協力を強化し、地域内の資本協力を促進し、金融協力を基礎とし、ASEAN諸国の友好関係を深め発展させ、二国間貿易を拡大し、各国の産業構造を調整し、世界における競争力を高めることが強調された。
同『宣言』は、各国の状況に応じ、計画的かつ段階的に中国とASEAN諸国の金融協力を進めてこそ、効果を最大限に発揮できると見ている。中国とASEAN諸国の各組織における協力、すなわち政府と中央銀行と金融監督管理機関の協力、及び金融機関と非金融機関の協力強化は、中国・ASEAN自由貿易区の金融市場の安定、市場経済の発展に大きく影響するとしている。
「チャイナネット」 2009年10月22日 |