フォルクスワーゲン(VW)グループは新型の「ゴルフ6」が発売されたこともあり、中国業務では低排気量ターボエンジンを全シリーズ車種に搭載することをますます重視するようになった。来月に開幕予定の広州モーターショーでは、中国産のゴルフGTIやマゴタン1.4T、ジェッタ1.8Tなどの「T」を関した新車種がすべてお目見えする。ターボエンジン搭載車に対応したDSGデュアルクラッチトランスミッションの第2工場建設も確定しており、すでに大連で新工場の建設がスタートしている。「北京晨報」が伝えた。
新工場は2012年の完成予定で、完成すれば年間生産量は50万台を超える見込み。現在、大連で生産に向けた準備作業を進めている大衆汽車自動変速器有限公司も、2010年1月には生産を開始する予定で、VWはDSGトランスミッションの中国国産化を徐々に実現する見込みだ。
現在、傘下の大衆一汽発動機(大連)有限公司が生産を手がけるエンジンには、ジェッタやオクタヴィアに搭載される1.8TやゴルフGTIに搭載される2.0Tエンジンなどが含まれる。大衆汽車自動変速器有限公司はまだ大量生産をスタートしておらず、来年1月に生産スタート予定のDQトランスミッションは、新型ボラとラビダに搭載される見込みだ。実現すればこれらの車種は中国国産化率が80%に達することになる。
「人民網日本語版」2009年10月27日 |