2010年中国上海万国博覧会(上海万博)の世界を3Dバーチャルで楽しめるサイト「世博網絡互動社区」が29日に開設された。会員登録して同サイトに入れば、雄壮な中国館、オリジナリティあふれる英国館、宇宙空間に入ったような日本館、童話の世界から出てきたようで環境にも配慮したデンマーク館などを、画面で十分に堪能することができる。
上海万博の開催まであと184日を切り、「i都市i万博」と題した同サイトがオープンした。
万博事務局の朱詠雷副局長が同サイトの開設式で述べたところによると、インターネットは158年の歴史をもつ万博にデジタル化という翼を与えた。3D、バーチャルリアリティ、インターネットの技術などを通じて、上海万博はリアルで双方向的な「ネット万博」を開設するに至った。今回のサイト開設により、上海万博は恒久的な万博として後々まで残ることになる。
騰訊公司が手がけた同サイトは、インターネットプラットフォームを集大成したもので、同公司により総合的な運営とメンテナンスが行われる。騰訊集団の劉熾平総裁によると、同集団は2010年3月に万博史上最大のインターネットボランティアイベント「都市ボランティア活動」を行う計画で、これはネットで募集したボランティア17万人が同社のチャットサイトQQを利用して、ネット上の友人すべてにボランティアに加わるよう呼びかけるというものだ。また親しい友人の間で、ボランティアのバトンをつなぎ、万博情報を伝え、万博の精神を広めるとの計画もある。
「人民網日本語版」2009年10月30日